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認定看護師・専門看護師の活動① -看護専門学校の講師を終えて-

ソフィアメディには認定看護師と専門看護師が数名在籍しております。
これからこちらのブログにてシリーズにわたって、その具体的な活動をご紹介させていただきたいと思います。

第1回目は、ソフィア訪問看護ステーション成城の小川管理者に登場してもらいます。
小川管理者は2010年に訪問看護の認定看護師資格を取得後、
訪問看護ステーションでの勤務の傍ら、認定看護師としても様々な活動をしています。

その中の一つとして昨年、看護専門学校の講師を務めており、
今回は、そのときのお話を中心にインタビューを行いました。
インタビュアーは訪看統括部の信田部長です。


―本日はよろしくお願いいたします。
 最初に、今回専門学校での講義を引きうけた経緯を教えてください。

小川管理者(以下小):訪問看護の実習を引き受けたことがご縁で、今回の講師のお話を頂きました。
―そうだったんですね。では、講義の具体的なお話に移りたいと思います。
 実際に講義で担当している学生さんは何名ぐらいですか。

小:160名くらいですね。2年生向けに在宅看護援助論Ⅱを教えています。1コマ90分を7回、期間にすると3か月くらいです。具体的な講義内容は、要介護高齢者の方や難病患者の方、小児、終末期の方への看護などですね。
―なるほど、全く実務経験のない人たちに講義で、しかも在宅をイメージしてもらうのは難しいかもしれませんね。
 何か工夫はされているんですか。

小:在宅は病院と違ってその方たちが本当に暮らしたいように暮らしているんですね。そのために個々のお宅によって家で過ごすための様々な工夫をされているのですが、その事例を具体的に話したり。個人情報の関係でなかなか難しいのですが、やはり視覚に訴えると反応が全然違うので、もっと写真を使ったりして具体的に話せばよかったかな、と今となっては思います。

管理者インタビュー①―そもそもカリキュラムが訪問看護師を育てるためのものではなくて看護師を育てるためのものですからね。在宅に興味がない人もたくさんいるでしょうし。
 今、病院では入院期間がどんどん短縮されていて、在宅へのシフトが行われています。患者さんの方にも在宅をイメージしていただいてから退院してもらう必要があるかもしれません。

小:現状として退院時の説明ではそのような話はほとんどないですし、病院と在宅の間にはかなりのギャップがあります。そのギャップを埋めるのが、今、学生さんである次世代のNsだと思います。
―そういう意味ではたったの7コマですが、非常に大事な要素を含んでいます。
小:全体としては在宅看護の講義なんですが、7コマの中には難病患者の方への看護や精神障害の方への看護など様々な分野を含んでいます。その中には何がしか興味のある分野があると思うんですよ。学生さんを見ていると、どこに興味があるかすぐ分かりますね。聞いているときの顔が違いますから。本当に色んなタイプの学生さんがいて、あまりモチベーションの高くない人もいる中で私自身続けられたのは、初回の時にわざわざ私のところに来て「面白かったです」と言ってくれた学生がいたからです。
―思っていても先生に伝える、という行為をしない人が大半でしょうからね。言葉にして言ってくれる、というのは嬉しいですね。
小:もしかしたら私の話を聞いて、将来訪問看護師になろう、と思う人がいるかもしれない。将来の決定権を握っているかもしれないわけですよ。そこまでいかなくても私の話をイメージして訪問看護の実習に来る人はいると思います。そのときにぜひ楽しいイメージをもって実習に来てほしい、そういう思いで話しています。
―感想を伝えに来てくれた学生さんにはきっと伝わっているのではないでしょうか。
 逆に講師をやるようになって小川さんの方で変わったことはありますか。

小:話をする人の目線に変わりましたね。自分でも受講者側として研修や講義に参加する機会が多くあるのですが、どの講義に出ても講演者の視点で考えるようになりました。例えば、スライドの見せ方だとか話のタイミングとか。視点が変わるととても面白いし、参考になります。
―なるほど、講義にはテクニック的なものも必要なんですね。自分も経験がありますが、学生にとっては90分って長いんですよね。話す側にとってはあっという間なんですけど。
小:本当にそうなんですよ!在宅分野だけではない話も織り交ぜて…なんてやっているとどんどん時間が過ぎてしまって。

授業風景―小川管理者は訪問看護の認定看護師資格をお持ちですが、今回認定看護師を持っていたことで、役に立ったということはありますか。
小:そうですね、認定をとるためのカリキュラムにプレゼンテーションの講義も組まれていて、講義に役立ったという点ではそのとき身につけた技術は大きかったです。病院での経験がほとんどない相手に向かって講義をするのは本当に難しいですね。気をつけていないとつい難しい言葉を使ってしまうんですよ。相手の反応を見ながら話を変えることもあります。すごく時間をかけて準備したスライドを全部説明できないのは、とても残念なんですけど(笑)
―確かにプレゼンは訓練が必要かもしれません。要点をまとめて話すのは本当に難しいと思います。
 さて、最後に講義全体を通して学生さんに伝えたいこと、願うことは何かお伺いできますか。

小:とにかく来年の訪問看護の実習へのハードルが下がってほしいですね。面白そう、こんな感じのところなんだ、とイメージしてもらって。実習に行ってそこで私のように訪問看護をやりたい、と思ってもらえると嬉しいです。今回講義を受けてくれた学生さんの中から数名、また私のステーションにも実習に来ると思うので、そのときに講義の話なんかができるといいなぁと思っているのですが。
 これまでにもいくつか外部向けの講師をさせていただく機会がありましたが、学生向けにお話しした今回の講義が一番大変でした。社会人の方は同じ土俵の上に立っていて、私の講演が明日の仕事にすぐ直結するんですよね。でも学生さんはそうじゃない。そういう人たちに仕事をイメージしてもらうのは非常に難しかったです。ただその分、やりがいはありました。今回このような機会をいただけたことを本当にありがたく感じています。責任は重大ですが、次世代である学生の皆さんに訪問看護の面白さややりがいが少しでも伝わっていればと思います。

―今回の講義が次につながっていくことを願いたいですね。
 本日はお忙しいところ、どうもありがとうございました。

小:ありがとうございました。


○小川管理者の講義を受けた学生さんの感想をいただいていますので、
 その中からいくつか紹介させていただきます。


☆ありがとうございました!小川先生の授業は、いつも在宅で実際に起こった事例を沢山お話してくださるので、本当に楽しみにしていました。
在宅での看護は、実際に療養者さんのお宅にうかがうため、先生は「アウェーです」とおっしゃっていました。ですが、授業を通じて、だからこそ本当にその人らしく生きられる場所なのだと考えました。先生はとてもきめこまやかに授業をやっておられるのは、きっと在宅での看護も細やかな配慮や家族と療養者さんのかけ橋となっていることがにじみ出ているのだと考えました。これまでは、在宅看護は全部1人でやらなくてはいけないから大変だというイメージがありましたが、小川先生の話を聞き、これだけ密に1人の人として療養者さんと関われる在宅看護のやりがいを学びました。私も知識と体力と気品のある小川先生のような看護師になりたいです。

★授業ありがとうございました。在宅の授業はとても興味深く聞いていました。
小川先生の授業では実際の体験をもとに様々な療養者さんのお話を聞かせていただきました。先生の思ったこと、先生の行動はどれも今の私では思いつくことができず、自分の知識が不足していることや、やはり実際に療養者さん、家族の方々と関わることで万で身につけていくのだと思いました。看護は療養者さんに視点が向きがちですが、在宅という場では、訪問看護師と同様に家族の方々が療養者さんの介護をその家族なりに考えて実施しながら関わっています。そんな家族の方々にも私たちは視点を向けて支援していくことがとても大切であると先生から学びました。とても印象的だったことは、最後の授業で先生が「退院する患者さんのことを、退院で終わらせないでほしい。その方がお家に戻ってどんな生活をするのかということも考えてほしい」と話してくださったことです。私も今後の実習にあたって、退院後の生活のことも考えて患者さんと関わっていきたいです。

☆私が在宅看護を学んで驚いたことは、終末期の際に死までの段階を介護者(家族)に説明して、訪問看護師は基本亡くなる場に立ち合わないということです。家族みんなで助け合ってきたね、というのが感じやすくなり、患者さんも含め「ありがとう」ってみんなで言い合うことができるなと思い、驚きとともにすごく良いことだなと思いました。最後までみんなで一緒にいると亡くなる人にとっても残されてこれからを生きていく人にとっても、大切な財産になってこの先を生きることに大きくつながるのだろうなと思い、自分自身も大切な思い出・財産になるように家族を支援できる看護師になりたいと思いました。

★在宅看護は2年生になって初めて学んだ授業ですが、どの授業よりも在宅援助論Ⅱの授業が最も興味深いものでした。正直、在宅看護は興味も全くなく、「看護師になるために実習だけ受かればいいや」といった思いを抱いていて通過点にしか過ぎないと思っていました。しかし、毎回講義を聞いて先生が受け持った患者さんの話を聞いていると在宅は病院の看護とは違い、一対一で利用者さんと向き合っていくので、非常に綿密な関係を築いていく必要があるのだと思いました。色々な利用者さんがいるのだから、それぞれの家族や背景は様々であり、それを理解した上で看護を提供するのは生半可な気持ちではできないと思いました。
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